昭和レトロな温泉街「洞川温泉」

昭和レトロな温泉街「洞川温泉」

隠れ湯の里・桐川温泉

奈良県吉野郡天川村に位置する「洞川温泉」は、標高約820mの高地に広がる温泉郷。洞川と書いて「どろかわ」と読む、難読地名のひとつです。
周囲を標高1,000~2,000m級の山々に囲まれており、大峯山の登山口として人気のあるとても山深い場所にある洞川温泉は、その冷涼な気候から「関西の軽井沢」とも呼ばれています。

冬には奈良では珍しく雪が積もる温泉街として、雪見温泉を楽しむ客でにぎわい、昭和の時代にタイムスリップした雰囲気を漂わせるまちなみには、旅館・民宿が20数軒、そのほかに土産物店や陀羅尼助丸を製造販売する店13軒や各種の商店が軒を連ねています。

夜に洞川温泉街を散策すると、提灯の灯りに照らされた縁側や、美味しい名水コーヒーの味わえる喫茶店や射的などを楽しむことが出来ます♪

環境省の名水百選に選定「ごろごろ水」

洞川は、名水が湧き出ることでも知られる場所。
環境省が全国各地の名水を選定した「名水百選」にも選ばれる「ごろごろ水」は、関西最大級の五代松鍾乳洞などのカルスト地形に沸く名水で、地中を流れる水が鍾乳洞付近の洞穴にこだまし、ごろごろと聞こえることから命名されたといわれています。水温は10.4℃と冷たく、ミネラル分を適度に含み、特にカルシウムの含有量が多いのが特徴なごろごろ水は、別名「神の水」とも呼ばれていて、この水でご飯を炊いたり、お茶やコーヒーを作ると、健康に良いだけでなく味も引き出してとても美味しくなると言われています。そのため、桐川の温泉街には名水で作った豆腐屋や名水コーヒーなどが味わえる喫茶店が多くあり、名水を求めて多くの人が訪れます。

日帰り温泉「洞川温泉センター」

温泉街の入口、みたらい渓谷遊歩道の終点には、村営の日帰り温泉「洞川温泉センター」もあります。露天風呂や休憩室もあり、内風呂にはジェットバスがついていて、弱アルカリ性単純泉なので、入浴後はお肌がすべすべになりますよ♪

洞川温泉へのアクセス

【電車・バスの場合】
近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バスで78分 「洞川温泉」行き、終点「洞川温泉」下車
【車の場合】
国道309号から奈良県道21号大峯山公園線、又は奈良県道48号洞川下市線


<詳細>
名称:洞川温泉
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
電話番号:0747-64-0333
公式HP:http://www.dorogawaonsen.jp/

いかがでしたか?
桐川温泉の周辺には、龍泉寺、面不動鍾乳洞、洞川湧水群など他にも観光名所がたくさんあります。
出稼ぎで奈良県に訪れた際は、洞川温泉で疲れを癒してみてはいかがでしょうか♪

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