四国随一の近代都市・松山（愛媛県） | 風俗のお仕事コラム

松山市といえば松山城や道後温泉など、多くの名所・旧所が点在する歴史の街。近代俳句の父・松岡子規が「春や昔十五万石の城下哉」と詠んでいることでも有名です。路面電車や復活した坊ちゃん列車が走りレトロな雰囲気を持つ一方、繁華街にはファッションビルが立ち並び、四国随一の街としての顔ものぞかせます。

松山市内の交通は、伊予鉄道が市街を走る路面電車の市内線と、郊外へ伸びる郊外線の２種類を運転しています。市内線はＪＲ松山駅から交通の拠点の松山市、松山城や飲食店が並ぶ大街道、道後温泉までを１９分でつなぎ７～１０分毎に運転。約１時間ごとに坊ちゃん列車も運転しているので、ぜひ乗ってみてください。
また、市内観光に便利なのが循環ループバス！特に松山市駅前～ＪＲ松山駅前～道後温泉～大街道～松山市駅前を１時間ごとに循環する東西線は役立ちます。

市内電車の一部区間で、夏目漱石の小説「坊ちゃん」にちなんだ機関車が客車を引く列車が走っています。機関車は、明治２１年～昭和２９年まで、松山市を走っていた軽便鉄道の１号と１４号機関車を復元したもので、当時は蒸気機関車でしたが、今はディーゼルが動力。また道後温泉と松山市駅前電停では、昔ながらの人力で行われる方向転換の様子を見学することが出来ます。道後温泉、大街道、松山市駅前、ＪＲ松山駅前、古町の各電停から乗車が可能で、道後温泉を起点として、松山市駅を結ぶルートと、JR松山駅、古町方面に向かうものと2つのルートがあります。松山城を中心とした、松山市内の観光スポットをめぐるのに最適な路線であり、JRともアクセスがよく、旅行・観光に最適な列車ですよ！（運賃は１乗車３００円。）

◆松山城
市の中心にそびえる名城。標高１３２ｍの勝山の山頂にあるお城なので、市内のほとんどの場所からも見ることができます。姫路城・和歌山城とともに、日本三大連立式平山城の一つとして数えられているお城でもあります。慶長７年に賎ケ岳七本槍の１人加藤嘉明によって、築城が開始され、２０年以上かけて完成しました。
◆鹿島
松島市北条港から約400メートルの海上にある国立公園。季節ごとの自然が楽しめるだけではなく、山頂の展望台からは瀬戸内の島々と北条地区を一望できることや、沖合の浮島の景勝も楽しめます。 森の中には鹿が生息しており、 文人墨客にも愛された自然豊かなスポットです。
◆坂の上の雲ミュージアム
司馬遼太郎の長編小説「坂の上の雲」をテーマとしたミュージアム。資料やグラフィック、映像を用いて、小説や主人公の魅力を感じ、また、小説の舞台となった近代国家へと歩みだした明治日本の歴史を学べます。
◆萬翠荘（ばんすいそう）
大正１１年に旧松山藩主、久松邸の別宅として建てられたフランス風の洋館。現在は、愛媛県立美術館の別館として郷土の芸術家の展示室になっています。マントルピースやハワイ特注のステンドグラスなど建物自体に美術価値があるので外観も楽しむことができ、落ち着いた優雅な時間を過ごせます。
◆大観覧車くるりん
有名ブランドや雑貨、食品などを揃えた四国最大級の百貨店・いよてつ高島屋の屋上にある観覧車くるりん。地上から85ｍもの高さまで上がるので、昼間は松山城や瀬戸内海、さらに松山市街を眺めることができます。また、夜は綺麗なイルミネーションが色鮮やかに変化しはじめるので、とっても幻想的でロマンチックな雰囲気になります。

いかがでしたか？
松山城や坊ちゃん列車など、文学の町らしい見どころの多い松山。
出稼ぎで愛媛県に訪れた際は、是非立ち寄ってみてくださいね。