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来場者人数は5万人以上にも!? 夏を彩る神楽坂まつりをご紹介します。
東京都新宿区に位置する神楽坂。
古くから芸者の街として栄え、昭和初期には600人以上の芸妓さんが稽古に励み、現在でも一部の料亭でその習わしが続いています。
そんな神楽坂で有名な催しといえば毎年7月の中旬、水曜日から土曜日に開催される神楽坂まつり。
飯田橋の駅から神楽坂の駅へと登る坂の間で、ほおずき市や阿波踊り大会などの様々なイベントが4日間に渡り繰り広げられます。
神楽坂1丁目から6丁目に続く坂の通りは、普段はお店が並ぶ商店街。
飲食店などはテレビや雑誌で度々取り上げられていますので、駅を降りたことがなくてもご存知の方は多いです。
商店街の中央には毘沙門天善國寺、神楽坂駅周辺には赤城神社があり、裏手に足を踏み入れれば静かな住宅街へと続きます。
そんな街がこの時期になると、徐々にちょうちんやポスター、どこからか太鼓の音などで彩られていくのです。
近所にお住まいの方は開催当日までの準備期間からも、その雰囲気を楽しめるとか。
来場者は多い年で、5万人以上にものぼります。
神楽坂まつりが開催される神楽坂通りは、飯田橋駅、神楽坂駅、牛込神楽坂駅とアクセスしやすく便利です。
ですが実際は、名前だけ知っているけれども歩いたことのない方も多いのではないでしょうか。
ここではこの伝統的な街から、神楽坂まつりの魅力をご紹介致します。
(※お時間は変動になる場合がございます。事前の確認をお願い致します。)
第1部 ほおずき市(水曜日・木曜日 共に17時30分~22時)
4日間ある中で、最初の2日間は第1部の『ほおずき市』からはじまります。
朱色の実をたくさん付けたほおずき鉢は、お値段なんと1500円で販売。
その他神楽坂でも人気の飲食店からも、屋台が毘沙門天善國寺の門前に並びます。
境内では『毘沙門天ステージ』が設けられ、その年々で音楽パフォーマンスを観ることができます。
『毘沙門天 子供縁日』では、子供たちが金魚すくいやスーパーボールすくい、ヨーヨー釣りを目当てに集まります。
また各商店街の約50店舗のお店からは、ワゴンセールなどでお客様をお迎えしています。
東日本大震災被災者への無料ブースもこちらにて提供。
お祭りのメインテーマとなっている『がんばろう! 日本』も恒例となり、募金活動、ほおずき売上の一部寄付を行っています。
またお祭りといえば、浴衣を着ることも楽しみの1つですよね。
ほおずき市では、『粋なまちづくり倶楽部』より『ゆかた着付けサービス』を行っております。
浴衣は持っているし着たいけれど、上手に着られるのか不安な方。
この2日間の夕方5時から7時まで先着順で受け付けていますので、是非ご利用くださいね。
浴衣に着替えて、更なるお祭り気分を満喫しましょう。
ただし浴衣や小物の貸し出し、お荷物のお預かりは行っていないのでご自身で準備が必要です。
浴衣でご来店の方へは、商店街の一部店舗ではドリンクサービスや、商品券のプレゼント、お買い上げ金額のお値引きなど各種サービスを行っている店舗もございます。
浴衣を着た際にはお見逃しのないよう、是非チェックしてみることをおすすめします。
第2部 阿波踊り大会(金曜日・土曜日 両日共に19時~21時)
神楽坂まつりの後半は、飯田橋駅を背にして神楽坂を上る連(れん)と、神楽坂駅を背に下る連とで一斉に始まる『阿波踊り大会』。
およそ20組の連が大集合し、それぞれの個性を披露して踊りを競い合います。
笛、三味線、太鼓、鉦が街中に鳴り響き、まさに大賑わい。
出演者は1日あたりで約1200人。
2日間で『子供阿波踊り大会』も合わせると3500人程の人が踊り、見物をしにくるという一大イベントです。
19時からスタートしますので、お仕事帰りでもご覧いただけますね。
最終日の18時~19時は『子供阿波踊り大会』が開催されます。
場所は神楽坂下からスタートです。
踊りながら坂を上がり、神楽坂上を抜けた赤城神社を目指します。
保育園、幼稚園、小学校の子どもたちが主役。
一生懸命踊る姿に、思わず頬が緩んでしまう方も多いです。
また阿波踊りの2日間は屋台が出ませんので、「屋台を楽しみたい」という方は1部の『ほおずき市』にお越しくださいね。
夏の風物詩を是非肌で感じてみませんか?
3 その他の催しについて
大きなイベントは上記2つですが、他にも楽しみがあります。
神楽坂まつり初日に行われる、『ほうろく灸』も人気の催しの1つです。
『ほうろく灸』夏の土用の時期に行われる伝統的な法要で、頭の上にほうろくと呼ばれる素焼きされたお皿を乗せます。
更にその上でもぐさを焚き、景気払いと健康を祈願する習わしです。(参考:神楽坂ニュースより一部抜粋)
400年もの歴史を誇る毘沙門天善國寺の『ほうろく灸』はどなたでも参加できますし、各回で抽選があり、10名の方にはほおずき鉢がプレゼントされるとか。
こちらのイベントに参加された方からお話を聞いた所、このイベントに参加すると心新たな気持ちになり、「また参加したい!」と思えるそうです。
お祭りが楽しく盛り上がるだけでなく、こういった改まる時間になるのもいいですね。
神楽坂まつりは4日間の間でそれぞれイベントが異なりますので、どの曜日に行こうか迷ってしまいそうですが、毎年同じ時期に開催しています。
6月の末から商店街には詳細なポスターも貼りだされますので、ご都合が合いました際は是非お立ち寄り頂き、夏の思い出に加えてみてくださいね。
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