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天空の散歩道 九重“夢”大吊橋
▼九重“夢”大吊橋、その圧巻のスケール
九重“夢”大吊橋は2004年から建築がはじまり、2年半ほどの工事期間を経て、2006年10月30日正午から開業しました。国や県の補助金なく20億かけて作られた橋の名称は一般応募で、5890点もの中から九重“夢”大吊橋という名称が選ばれて命名されました。
九重“夢”大吊橋の大きさは173m。これがどれほど大きいかと言うと、ピラミッドが146mと言えば想像がつくでしょうか。もっと近しいところで例えると、福岡県のヤフオク!ドームが84mなので、約2倍以上の大きさということがわかります。
メインのワイヤーには直径53mmのワイヤーが7本束ねられており、65kgの大人が約1800人乗っても耐えることができ、震度7までの地震にも耐えられる設計になっています。
この173mという水面からの高さ、そして390mという長さは日本一の高さと長さです。
中央部分の床版はすのこ状の、道路の排水路にかける蓋によく使われている鋼材を格子状に組んだグレーチングになっているため、下を覗くことができます。
橋からは日本の滝百選に選ばれている震動の滝や、秋には紅葉が美しく彩られる九酔渓の景色を見ることができます。
通行料は500円かかりますが、ゲートを出ない限りは何度も通行ができます。
▼九重“夢”大吊橋、夢と付けられたその理由
1956年、地元商店会の会員であった時松又夫の「谷に橋をかけりゃ滝も紅葉もきれいに見えるぞ」という発言が事の発端でした。
当時は長老たちから寝ぼけている、誰が金を出すのかなどの理由で一蹴されましたが、1993年にこの案は町の観光振興計画に盛り込まれたのでした。九重“夢”大吊橋の夢は、このような長年の夢話を冠して名付けられました。
2008年には同町および商工会による新しい名物を作ろうという取り組みの中で作られた九重“夢”バーガーの発売が開始され、佐世保市の佐世保バーガーのような認定制度を参考にし、ドリームバーガーくんというバーガーのイメージキャラクターも作られました。
九重“夢”バーガーの販売は"夢"大吊橋に併設されているJA九重町飯田九重"夢"大吊橋農産品販売店などの町認定店舗で行われ、バーガー認定委員会による厳しい認定基準をクリアした7店舗で食べることができます。各店舗ごとに九重町の農産物がふんだんに使われた趣向を凝らしたバーガーを味わうことができるので、色々なバーガーをチェックしてみてください。例えば大分の特産品を使った豊後牛のパテを使用したモモガー、猪肉を使ったシシガーや鹿肉を使ったシカガーなどもあるそうです。
橋を楽しむだけでなく、是非九重“夢”バーガーも楽しんでみてくださいね。
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