- 出稼ぎドットコムHOME
- 風俗のお仕事コラム
- 山口県の風俗のお仕事コラム
- 決戦の舞台、巌流島!
決戦の舞台、巌流島!
武蔵と小次郎が雌雄を決した地、巌流島
「巌流島(がんりゅうじま)」は山口県下関市の南部、関門海峡に浮かぶ小さな無人島です。正式名称は「船島(ふなしま)」ですが、この地でかつて決闘を演じた二人の男のうちの一人が「巌流」を名乗ったことから巌流島と呼ばれるようになり、今では「船島」と呼ばれることのほうが稀となっています。
巌流島といえばかつて「宮本武蔵(みやもと むさし)」と「佐々木小次郎(ささき こじろう)」が決戦を行った舞台として有名です。巌流島を観光するにあたって最低限必要な知識として、その歴史に残る名勝負の概要とそこに至る経緯を把握しておきたいものです。
全国的に有名な巌流島ですが、その規模は意外にも小さく、海岸線は1.6kmほどで、20分もあればゆっくりと一周できてしまいます。島内の大部分は公園としてきれいに整備されており、海岸線も遊歩道が敷かれ、見て回りやすい整然とした環境が整っています。ただし注意点として、島内は禁煙であり、ごみを捨てるごみ箱などの設置もありません。ごみはすべて持ち帰り、島内の環境維持に協力しましょう。また、遊泳も禁止されています。そのかわりに、海岸線に設けられた遊歩道からは関門海峡を渡る大型船舶などの姿が間近に見られるなど、ゆったりと歩きながら景色を楽しむには申し分ないスポットです。巌流島に渡るには、下関市あるかぽーとにある唐戸ターミナルから出ている連絡船が便利です。片道十分ほどで、往復料金は1500円前後。行き帰りの船の移動そのものも楽しい思い出の一つになるでしょう。
巌流島の決戦に至った経緯とは
「巌流島の決戦」といえばかねてより日本人なら多くの人が聞きかじった程度の経験ならあり、決闘を行った両者のそれぞれに魅力的なキャラクターは人々の憧れの対象でした。その歴史的な二人の英傑と決闘という事件、そしてこの巌流島という土地をさらに世に知らしめたのが、大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」でした。ドラマの放映を機に巌流島を訪れる観光客は数倍にも膨れ上がったと言われ、一大ブームが訪れました。ドラマを視聴したことのある方ならある程度把握していることでしょうが、「巌流島の決戦」について今一度その歴史を振り返ってみいましょう。
時は江戸時代初頭、のちに二刀を巧みに操る剣術家として名を馳せることになる武芸者「宮本武蔵」は諸国をめぐっては強者との試合を行い、腕を磨いていました。記録では宮本武蔵は13歳で初めて試合を行って以来60回以上の試合を生涯に経験しましたが、一度たりとも負けなかったと伝えられています。そんな宮本武蔵の試合の生涯において、最も広く知られているのが俗に言われる「巌流島の戦い」です。当時日本で最も繁栄を誇った勢力の一つ細川家に仕え、勇名を馳せていた剣術家「佐々木小次郎」との試合の舞台として指定されたのがこの島であり、当時はまだ船島と呼ばれていました。試合の日時に遅れてやってきた宮本武蔵の手には、船を漕ぐ櫓(ろ)、つまりオールを削って作った長い木刀が握られていました。佐々木小次郎を破って時代最強とまで言われるほどの勇名を勝ち取った宮本武蔵は、その後佐々木小次郎に代わって生涯細川家に仕え、武芸に生きる道を全うしました。
巌流島の観光スポット
大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のロケ地としても有名な船島、通称巌流島は、その小さな面積に多くの見どころを内包しています。――もともと巌流島は、今のさらに5分の1ほどの大きさしかありませんでした。埋め立てを繰り返して今の面積となっています。
巌流島の名所といえば、まずはこの地の象徴的存在である宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘を描いた等身大の彫像を見に行かなければ始まりません。関門海峡の雄大な景色を背負って対峙する両者の像は、巌流島の東の海岸に立てられています。今まさに切りかかろうとする宮本武蔵とそれに応える佐々木小次郎の切迫した場面をそのまま切り取ったかのような名作です。小話としては、試合に遅れてやってきたとされる宮本武蔵にちなんでか、宮本武蔵の像は佐々木小次郎の像に半年ほど遅れての完成でした。
巌流島といえば宮本武蔵と佐々木小次郎の逸話にひっぱられがちですが、ここにはかの有名な「坂本龍馬」も妻の「お龍」を伴って訪れており、夜中に花火を打ち上げたと記録に残されています。
「人工砂浜」はかつて宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した場所を再現しようと人の手によって作られた砂浜で、「伝馬船(てんません)」という、宮本武蔵が乗ってきたとされる船の再現模型が置かれています。ぼろぼろに朽ちた味わいのある木造の小舟で、伝馬船というその大層な名前も相まって、その趣にどこか威厳のようなものが感じられます。毎年巌流島では二人の英傑の決闘を役者が鬼気迫る迫力で再現するイベントが数多く開催されており、バーベキューなども楽しむことができます。
▼ 山口県のオススメ記事
-
山口県
エリアごとに見逃せない山口県
本州最西端に位置しています。 中国地方を構成している五県のうちの一つで、中..
-
山口県
山口県ってどんなところ?
山口県といえば、陸路で本州と九州を行き来するためには必ず通ることになる交通の..
-
山口県
3つのエリアに分かれた山口の温泉宿をさぐる
「下関(しものせき)」といえば山口県の中でも中核的な都市部であり、本州最西端..