長野県の国宝・松本城

長野県の国宝・松本城

◆日本最古の五重六界の木造天守

松本城は長野県松本市にある城です。
五重六界の木造天守は日本最古であり国宝に、城跡は国の史跡にそれぞれ指定されています。
この松本城は戦国時代の永正年間(1504年〜1520年)に、信濃守護家・小笠原氏が林城を築城し、その支城の一つとして深志城(ふかしじょう)が築城されたのが始まりとされています。
その後、武田氏による信濃侵攻が開始され、天文19年(1550年)には林城をはじめ、深志城などが落城。小笠原氏は追放され、武田氏は林城を破棄して深志城を拠点にしました。
しかし、武田氏滅亡後の天正10年(1582年)、小笠原氏が旧地を回復。これを機に深志城を松本城と改めます。
その後、大坂夏の陣、消失、修復などさまざまな困難を経て、昭和11年(1936年)に天守が国宝に指定されました。

◆観覧するには?

松本城は城内を観覧することができます。

*営業期間 8:30~17:00(最終入城は16:30)
*休  業 年末年始休業(12月29日〜1月3日)
*所 在 地 長野県松本市丸の内4番1号
*アクセス 松本ICから車 または JR中央本線松本駅からバスで約10分
*入 館 料 大人 610円 小中学生 300円 ※小学生未満は無料

松本城天守内の平均観覧所要時間は約45分〜60分です。
ゴールデンウィークやお盆期間などの繁忙期は混雑するため、状況に応じて安全確保のため入城制限がされている場合があります。
また、日本最古の五重六階の木造天守なため、天守内はすべて階段での移動になります。
約140段、階段の最大斜度約61度と狭く急な階段が続きまので、足下に十分気をつけて観覧をしてください。
足腰に自信がある方はぜひ観覧に訪れて日本最古の歴史建造物を堪能してみてください。

◆おもてなしの本丸庭園

9:30~15:30の間、城下に広がる本丸庭園内には「おもてなし隊」の甲冑武者やお姫様が登場し、一緒に撮影したりすることができます。
また、本丸庭園内には売店があり、ここでしか買うことのできないオリジナルグッズが多数あります。
松本城を訪れた記念に、お土産を一つ購入してみてはいかがでしょうか?

◆季節毎のイベント

松本城では季節毎にさまざまなイベントが行われています。

*春
・桜のライトアップ
・茶会
・松本藩古流砲術演武  など

*夏
・太鼓門特別公開
・薪能
・月見の宴(えん) *演奏会  など

*秋
・信州・松本そば祭り
・少年少女剣道なぎなた大会
・二十六夜神例大祭     など

*冬
・新春開門式
・氷彫フェスティバル
・国宝松本城消防総合訓練  など


また、松本城では年に数回、特殊なライトアップを行っています。
これまで乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを訴えるための活動「ピンクリボン運動」一貫としてピンクに、世界保健機関(WHO)が定めた世界各地でブルーライトアップを灯す「世界糖尿病デー」に青にライトアップされました。

春夏秋冬、さまざまなイベントが行われる松本城に、一度足を運んでみてください^^!

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